研究成果

ウィズコロナの倒産件数予測 -2023年Q1・Q2-

滋賀大学と株式会社帝国データバンクとの共同研究センターであるDEMLセンターはウィズコロナの倒産件数予測モデルによる、2023年第1四半期と第2四半期の業種別の倒産件数予測を行いました。
予測結果は、2022年9月に発表を行った業種別倒産件数予測モデルに、2022年第4四半期分のデータを学習させ構築したモデルを用いています。
特徴的な結果として、サービス業において、実績倒産件数と2023年第1四半期と第2四半期の予測倒産件数は下記の通りであり、昨年第4四半期では実績倒産件数が急増し今後も増加傾向が続くこと、また、2023年第1四半期と第2四半期は、コロナ禍以前の2020年Q1と比較して、低水準で推移することが予測されています。
他の複数の業種でも前期と比較し倒産件数の増加傾向がみられ、今後も増加傾向が続く傾向が確認できました。

直近実績倒産件数と予測倒産件数
  '22-Q1
実績
'22-Q2
実績
'22-Q3
実績
'22-Q4
実績
'23-Q1
予測
'23-Q2
予測
信頼区間上限 503.50 515.60
実績・予測 370 358 377 421 412.47 426.71
信頼区間下限 321.44 337.46

サービス業予測モデル

ウィズコロナの倒産件数予測
-2023年Q1・Q2-