研究成果

2022年8月27日 森本澪二さんが「業績悪化時の企業行動に経営者の性格が与える影響についての考察」で第73回数理社会学会大会(JAMS73)にて発表しました

2022年8月27日(土)、DEMLセンター研究支援者の森本澪二さんが、業績悪化時の企業行動に経営者の性格が与える影響について考察した結果を、第73回数理社会学会大会(JAMS73)にて発表しました。 その研究成果の概要を本ページにて紹介します。

◆研究概要
本研究では、企業経営において意思決定を行う主体である経営上層部に着目し、企業業績を経営上層部の特徴から説明しようとする「経営上層部理論」がどのような企業であれば成立するかを確認するため、帝国データバンクが提供した経営者の性格データ、企業行動、企業業績との関係を統計的な分析を用いて考察した。
特に、会社を設立した創業者の一族が事業承継を行い、一貫性のある経営を行っている「ファミリー企業」であれば経営者の性格が強く影響を与えるという仮説の下で分析を行った。
分析結果より、2008~2011年の小売業においては、経営者の性格と正社員数と負債比率の変動に関連がみられることを明らかにした。