2024年3月17日

2024年3月17日（日）、DEMLセンター研究支援者の中谷太洋さんが、地域未来牽引企業にみる観光産業における未来投資を、進化経済学会にて発表しました。 その研究成果の概要を本ページにて紹介します。
詳細については、進化経済学会予稿ページや滋賀大学学術リポジトリをご参照ください。

【概要】
観光産業はコロナ禍からの力強い回復の一方で、生産性の低さや深刻な人手不足などの課題を抱えている。本研究で着目した地域未来牽引企業は、地域産業政策で選定された地域の中核企業であり、選定や評価の基準に生産性や雇用の伸びがあることから一般の課題を緩和または克服している可能性がある。生産性や雇用について優れた数値を出すための取り組みについて仮説構築を行い、質的研究によって探索した結果、地域資源を活用した事業・適切な価格設定・設備投資とデジタル化などが仮説として妥当であると判断された。また、雇用に関する取り組みについてはコロナ禍による外部要因が大きく、仮説が妥当であるとはいえない結果となったが、追加の検証が必要である。