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辻開斗さんが、製造業における借入金利が変化するメカニズムについて分析した結果を日本金融・証券計量・工学学会(JAFEE)大会にて発表しました。

2024年2月17日

2024年2月17日(土)、DEMLセンター研究支援者の辻開斗さんが、製造業における借入金利が変化するメカニズムについて分析した結果を、第60回(2023年度冬季)ジャフィー大会にて発表しました。その研究成果の概要を本ページにて紹介します。
詳細については、JAFEE予稿集サイトをご参照ください。

【概要】
本研究では、景気状況別に製造業の企業の借入金利が変化する要因について因果探 索を用いて明らかにした。因果探索の結果に先行研究で言及されている要因を追加しパス 解析を用いて借入金利が変化するメカニズムについて分析した。
分析結果より、好景気の状況では、営業収益や自己資本比率、売上高投資率、営業収益の変 化率が金利に影響していた。不景気の状況では、営業収益と自己資本比率が金利に影響して いた。コロナ禍においては売上高投資率の変化率が金利に影響していた。
コロナ禍においては金利が変化する要因がこれまでとは全く異なることが明らかになった。